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「障害福祉を選んだのは“消去法”だった。でも続けてきた理由がある」

福祉の仕事に悩む女性が、障害福祉か高齢者介護かを選ぼうとしている様子のイラスト。悩みながらも前向きな表情が印象的。
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福祉の就活フェアに通い詰めた日々。見えてきた現実とは

私が福祉職を目指して就職活動をしていた当時、全国各地で「福祉のしごとフェア」のようなイベントが頻繁に開催されていました。私も何度も会場に足を運びましたが、会場で配られる求人冊子のほとんどは高齢者介護ばかり

障害福祉の求人は、冊子全体の1割にも満たない印象でした。

さらに、その少ない障害福祉求人の中にも自宅近くの施設はほとんど載っておらず、遠方の求人ばかり

私は「障害福祉の仕事がしたい」という気持ちはありましたが、こう思ったのです。

うまくいかなかったら、高齢福祉に拾ってもらおう——

そんな、失敗前提の選択をしていたのが正直なところでした。

「障害福祉」を選んだ理由は、やりたい気持ちだった

冊子で見つけた障害福祉の数少ない求人の中から、私は一つの施設に応募しました。

理由はシンプルで、「障害のある方の暮らしに関わる仕事がしたい」と思ったからです。

とはいえ、知識も資格も経験もゼロ。保育の道に関心があった私は、どこかで「子どもと関わるような目線」で考えていた部分もあったと思います。

でも、現場はそんなに甘くありません。
それでも、やりたいという気持ちがあったからこそ、選べたというのは間違いありません。

「うまくいかなかったら高齢福祉に行こう」…そんな逃げ道から始まった

当時の私は、「障害福祉が本命だけど、ダメだったら高齢福祉に行こう」と考えていました。
つまり、「とりあえずやってみて、無理だったら次へ」という気持ち。

でも、気づけばその“とりあえず”の職場にどっぷり15年以上。
しかも、高齢福祉の経験はゼロのまま、障害福祉一本でやってきた支援員になっていました

もしも当時、障害福祉がうまくいかなかったら…
もしかすると、私はまったく違う道を歩んでいたかもしれません。

結果的に、「障害福祉」に育ててもらった

正直、最初から「障害福祉に人生をかける!」なんて熱い気持ちはありませんでした。
でも、働きながら失敗して、失敗しながら学んで、気づけばこの仕事に育ててもらっていたんです。

支援がうまくいかない日も、何もできない自分に落ち込んだ日もたくさんありました。
それでも、「もう少しやってみよう」「今日はうまく関われたかも」と思える瞬間が、私を前に進めてくれました。

振り返れば、障害福祉というフィールドに出会えたこと自体が、私にとっての最大のチャンスだったのかもしれません。

未経験から始めたからこそ、伝えられることがある

無資格・未経験だった私は、「何も知らない」状態からスタートしました。
それは時にハンデにもなりましたが、だからこそ「支援の意味」や「人との関わり方」を一つずつ体験しながら学べたのだと思います。

「専門職」としての知識やスキルは、あとから身につければいい。
それよりも、目の前の人のことを真剣に考えられる人が、支援の現場では本当に必要とされていると感じています。

これから福祉の世界に飛び込もうとしているあなたにも、きっと伝えられることがあるはずです。

「はじめの一歩」が、未来の支援につながる

無資格・未経験でも、福祉の世界に飛び込んでいい。
大切なのは、“向いているかどうか”よりも、“続けたいかどうか”です。

最初は戸惑うことばかりかもしれません。
でも、日々の関わりの中で、「自分なりの支援のかたち」が少しずつ見えてくるはずです。

「私にできることなんてない」と思っていた私が、今では支援の楽しさを人に伝えられるようになりました。
あなたにも、あなただけの福祉キャリアがきっとあるはずです。

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