MENU

【体験談】人間関係がしんどいあなたへ|職場で振り回されない支援の向き合い方

人間関係がしんどいと感じたときに支援員が気づいた一つの見方。関わりの距離感に悩む介護士・支援員への気づきを描いたアイキャッチ。
  • 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
目次

人間関係がしんどいと思っても、言えなかった頃

人間関係がしんどい…そう感じていた私は、実は“ある思い込み”に縛られていました。
障がい福祉の仕事は、人との関わりが多い分だけ、「人間関係の壁」にぶつかることがあります。
私も例外ではなく、最初の職場ではその難しさに何度も悩みました。

当時は障がい者の通所施設で働いていて、毎日利用者と過ごすことが楽しい日々でした。
利用者は自分からお話しする方が少なく、こちらから声をかけると小さな反応があったり、
雰囲気づくりにもつながっていました。

たくさん話すのが苦手な私にとっては、自分のペースで働けていたのが良かったのかもしれません。
「無理せず関われる」そのバランスが、ちょうどよかったのだと思います。

でも、その中で苦手だったのが職員間のやりとり
当時は一番年下で話すのが得意ではないのに、積極的に話しかけてくる先輩がいて、
どう返せばいいか分からないまま空気を読もうとしていた時期がありました。

そんなときに──。

この頃の私は、ただ“距離を取るしかない”と思い込んでいました。

同じ悩みを抱えていた頃の体験談はこちら

「介護士 仕事できない」と感じたあなたへ適性が活かせる障害福祉という選択肢

“変な人が多い”と感じた理由

正直なところ、当時は「この職場、変な人が多いな…」と思っていました。
でも今振り返ると、当時の私自身も人との距離の取り方が分からなかっただけなんです。

福祉の現場では、人の感じ方が違う人同士が集まるという特徴があります。
利用者との関わり方にもそれぞれのスタイルがあり、
一見「変わってる」と感じる人も、実は別の価値観で支援を見ているだけのことも多いです。

その頃の私は、先輩の言葉や態度を「私への否定」と受け取ってしまいがちでした。
けれど今なら分かります。
それは単に、支援へのこだわり方が違っていただけなんです。

距離を取るより、“理解する”を選んだ

あの頃は「苦手な人とは関わらない方がいい」と思っていました。
でも実際は、職場の人数も限られていて、避けること自体が難しいんですよね。

ある日、先輩が利用者さんとの関わり方を変えた場面がありました。
私はその意図が分からず、ただ戸惑っていましたが、
後から聞くと「今日は本人の様子が違ったから」と言われて、
そこで初めて“支援の引き出し”の多さを感じました。

それからは、ただ苦手だと思う前に、
「なぜその人はそう関わっているのか?」を考えるようになりました。

理解する視点を持つことで、
「違い=気づき」として見られるようになった気がします。

現場では、思うようにいかない日もあります。

たとえば、仕事が減って落ち込む日もあります。
でも、そんな日をきっかけに“自分の役割”に気づけたこともありました。

シフトを減らされても、辞めなかった|障害福祉の仕事が続いたわけ

“しんどい”を抱えたまま続けるために

「しんどい」と感じるのは、決して悪いことではありません。
むしろ、それだけ人との関係に真剣に向き合っている証拠です。

私自身、関係の難しさを感じながらも、
「誰かのせい」ではなく「自分ができること」に目を向けるようになってから、
少しずつ心の余裕が生まれました。

ときには離れてもいいし、立ち止まってもいい。
それでも、支援の仕事を続けたいと思えるなら、ゆっくりで大丈夫。

人間関係がうまくいかない日も、
“違いを理解しようとする”気持ちがあれば、きっと前に進めます。

▼同じ悩みを抱えたときに読みたい

▼支援観をもっと深めたい方へ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次