「もう体力的に限界かもしれない…」。介護の仕事を続けていると、そんな不安を抱く瞬間は誰にでもあります。
けれど、介護は“体力勝負だけ”の仕事ではありません。工夫とチームで、続けられる道があります。
😣いま感じている“しんどさ”
- 夜勤・移乗・入浴など身体介助の連続で疲弊
- 「自分には向いてないのかも」と落ち込む
- 明け方、出勤前に憂うつになることが増えた
🙂それでも大丈夫な理由
- 工夫(環境調整・手順・道具)で負担は減る
- チーム戦に切り替え、役割で支える
- 障害福祉は観察・分析・コミュニケーションが活きる
私自身、重度知的障害のある方の支援で「もう続けられないかも」と感じた時期がありました。 ですが、力任せではなく“工夫で支える”視点に切り替え、チームで役割分担を進めることで、働き方は大きく変わりました。
この記事でわかること
- 「介護=体力勝負」と思われがちな理由と、その乗り越え方
- 障害福祉の現場で見えた、体力に頼らない支援のコツ
- アセスメントと支援計画を繰り返すことで負担を減らす方法
介護職=体力勝負と思われがちな理由
介護の仕事と聞くと、多くの人が「重労働」「体力勝負」というイメージを思い浮かべます。
実際に夜勤・移乗・入浴介助など、身体に負担のかかる場面は確かにあります。
😣新人が「体力限界」を感じやすい場面
- 初めての夜勤で眠気と疲労が重なる
- 移乗・抱きかかえなど全身を使う介助
- 「ずっと体力が必要な仕事なのか…」と不安になる
💡高齢福祉と障害福祉のちがい
高齢者介護では身体介助中心で「体力勝負」の印象が強い一方、
障害福祉ではコミュニケーションや生活活動の支援が多く、必ずしも体力ばかりに頼るわけではありません。
もちろん、障害福祉でも体力を使う場面はあります。
ですが、「介護=体力だけの世界」ではないという視点を持つことが、長く働き続けるヒントになります。
障害福祉の現場で感じた“体力の壁”
現場に入って驚いたのは、想像していた「ベッド移乗」のような体力勝負よりも、
若い利用者が突然走り出す瞬間に体力を使うことでした。しかも、いつ起こるかわからないのです。
😣新人期の思い込み
「体力がないと仕事ができない」と思い込み、力で対抗してしまう場面もありました。
これは後から振り返ると、二次障害のタネをまいていた対応でした。
一方で先輩職員は同じ利用者を落ち着かせていて、私だけが空回りしているように感じました。
やがて気づいたのは、必要なのは体力ではなく、利用者に合わせた声かけや流れを伝える工夫だということです。
体力の壁は確かにありますが、健康な状態で現場に立つことと、支援の工夫で十分に乗り越えられるのだと学びました。
工夫で体力負担は減らせる
介護の現場は「体力勝負」と思われがちですが、工夫次第で負担を大きく減らすことができます。
💡体力を使いすぎないための工夫例
- 環境調整:導線を工夫して移動を減らす、補助具を活用する
- 相性を考えた配置:利用者との組み合わせで疲れ方が変わる
- チームでの分担:1人で抱え込まず、役割を分ける
📝私の体験談
走り出す利用者を身体で止めることはよくあります。
ですが実際には「カーテンを全部開けたい」など、目的があって走り出していることがほとんどです。
その意図を理解できれば、次回からは予測して先回りすることができ、
結果として体力勝負に頼らずに関わることができました。
障害福祉の現場では特に、体力よりも観察力・分析力・チームワークが求められます。
利用者の行動や変化を読み取り、支援方法を工夫することで、
「体力がないと続けられない」という思い込みは解消できるのです。
「体力限界」=辞めるサインではない
体力的に「もう無理かも」と感じたとき、それは必ずしも辞めるサインではありません。
むしろ、その感覚をきっかけに自分の支援スタイルを見直すチャンスになることがあります。
💡体力の限界から学べること
- 合わない場面はチームに任せる
- 自分が活躍できる別の場面を探す
- アセスメントの繰り返しで新しい支援方法に気づく
私自身も体力が追いつかないと落ち込んだ時期がありました。
けれども「支援は1人で背負うものではない」と学び、
チームで分担する意識に変えたことで続けられるようになりました。
また、アセスメントを繰り返すことで利用者の見え方が変わり、
新しい支援方法や挑戦の機会が生まれることもあります。
これは「めんどくさい」と感じるか「やりがい」と捉えるかで大きな差になります。
もし今の職場で工夫が活かしにくいと感じるなら、
それは環境を変えるサインかもしれません。
同じ介護・福祉の仕事でも、職場のスタンス次第で続けやすさは大きく変わります。
もし今の職場で工夫が活かしにくいと感じるなら、
それは環境を変えるサインかもしれません。
同じ介護・福祉の仕事でも、職場のスタンス次第で続けやすさは大きく変わります。
👉 介護・障害福祉の転職まとめページはこちら
まとめ:体力がないから向いていないわけではない
介護の仕事は体力を使う場面もありますが、
それだけで「向いていない」と決めつける必要はありません。
障害福祉の現場で学んだのは、体力よりも工夫やチームワークが支えになるということでした。
利用者の行動を観察して先回りしたり、アセスメントを繰り返して新しい支援方法を見つけたり――
そうした工夫が仕事を続ける力になります。
「もう体力の限界かも」と感じたときは、自分が悪いのではなく、
やり方や環境を変えるタイミングかもしれません。
合わない場面はチームに任せ、自分が活躍できる場面を探す。
あるいは、職場のスタンスを見直すために転職を検討するのも一つの選択です。
👉 体力がないから諦めるのではなく、
工夫と環境の選び方次第で介護の仕事は続けられる。
これが、私が現場で得た答えです。
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