人間関係がしんどいと思っても、言えなかった頃
人間関係がしんどい…そう感じていた頃の私は、
「私が悪いのか?相手が変なのか?」
そのどちらにも答えを出せないまま、毎日振り回されていました。
障害福祉の仕事は、人との関わりが多い分、
距離の取り方や価値観の違いに戸惑う場面が多くあります。
当時の私は、その“違い”をすべて
「相手が変だからだ」
と受け取っていました。けれど今振り返ると、実は 「自分の距離の取り方が分からなかっただけ」 なのだと気づきます。
新人の頃は特に、声のかけ方一つ、表情一つで
- 「拒絶されたのかな?」
- 「どう返せばいい?」
と迷い、余計に相手の態度が気になってしまう。
そんな時期が、私にもありました。
同じ悩みを抱えていた頃の体験談はこちら。
👉 「介護士 仕事できない」と感じたあなたへ適性が活かせる障害福祉という選択肢
そして、当時の私は次第に、
「この職場、なんだか変な人が多い…?」
と感じるようになりました。でも、それには理由があったのです。
“変な人が多い”と感じた理由
仕事に少し慣れてきた頃、私は「この職場、なんだか変な人が多い?」と感じ始めました。
でもそれは、導入で触れたように、相手が本当に“変”なのではなく、
「距離感の取り方が分からなかった頃の自分」がそう見えていただけなのだと思います。
例えば、先輩からの言い方が強く感じたり、
ちょっとした注意が「否定された」と受け止めて落ち込んだり。
相手の価値観と自分の価値観が違うだけなのに、
その違いを「相手の問題」として捉えてしまう時期がありました。
でも本当は——
- 相手が忙しくて余裕がなかっただけ
- 職場の文化や距離感をまだ知らなかっただけ
- 自分が萎縮しやすい状態だっただけ
こうした“環境の影響”を知らなかったから、私は人を「変」と決めつけていました。
距離を取るより、“理解する”を選んだ
呼び方に迷ったとき、私は新人の頃に抱いた「利用者=お客様?」という問いを思い出します。
→ そのときの記事はこちら
あの頃は「苦手な人とは関わらない方がいい」と思っていました。
でも実際は、職場の人数も限られていて、避けること自体が難しいんですよね。
ある日、先輩が利用者さんとの関わり方を変えた場面がありました。
私はその意図が分からず、ただ戸惑っていましたが、
後から聞くと「今日は本人の様子が違ったから」と言われて、
そこで初めて“支援の引き出し”の多さを感じました。
それからは、ただ苦手だと思う前に、
「なぜその人はそう関わっているのか?」を考えるようになりました。
理解する視点を持つことで、
「違い=気づき」として見られるようになった気がします。
現場では、思うようにいかない日もあります。
たとえば、仕事が減って落ち込む日もあります。
でも、そんな日をきっかけに“自分の役割”に気づけたこともありました。
シフトを減らされても、辞めなかった|障害福祉の仕事が続いたわけ
“しんどい”を抱えたまま続けるために
「しんどい」と感じるのは、決して悪いことではありません。
むしろ、それだけ人との関係に真剣に向き合っている証拠です。
私自身、関係の難しさを感じながらも、
「誰かのせい」ではなく「自分ができること」に目を向けるようになってから、
少しずつ心の余裕が生まれました。
ときには離れてもいいし、立ち止まってもいい。
それでも、支援の仕事を続けたいと思えるなら、ゆっくりで大丈夫。
人間関係がうまくいかない日も、
“違いを理解しようとする”気持ちがあれば、きっと前に進めます。
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